パチンコ、その実質はギャンブルなのに法的にはギャンブルじゃない、
なんだかこの国の軍隊なのに軍隊じゃない自衛隊のような存在です。
そんなパチンコの仕組みについて。
パチンコ玉は売っているわけではなく、店が一個なにがしかで客に球を貸し出します。
球一個4円は今現在定められた最高額で、貸し出しの単価は店が随意に設定できるようです。
(私が学生の頃は1個1円でした。)
客は借りた球で遊び(仕事をするパチプロもいますが)、出した球を景品に換える事が出来ます。
本来は等価交換で、4円の出玉100個で400円の景品と交換ができますが、ここで手数料をとる店が大半、12,5%が相場のようで、出玉100個で350円分の景品と交換となります。
一個4円の場合、客が1000円使って借りる球数は250個、これを元手に遊び、運良くフィーバーすれば2000個ほどの出玉になります。2000個×3、5円=7000円となり7000円分の景品と交換できるというわけ。
景品はタバコやお菓子、いろいろありますが、その中に金塊があります。
金塊は特殊景品と言われパチンコ店の近くに必ずある買い取り専門ショップで買い取ってくれます。
その際、ここでも手数料をとられます。(専門ショップと一般の貴金属買取り店での買取価格に差があるかどうかはわかりませんが、金の相場は日々変動するので確認してみるのもオモシロイかも)
店が直接金品のやりとりをすると賭博行為にあたるため、
三点方式といわれる金塊を媒介とするこの方法が編み出されたようです。
パチンコ店は景品の一つに金塊を専門ショップから仕入れ、客は金塊の景品を買い取り専門ショップに売る、金塊を媒介してのパチンコ店、客、専門ショップという三角関係が成り立つ事で行政も警察もお目こぼしという図式です。
よく議員さんが口にする「法的には問題ない」「違法にはあたらない」というヤツですね。