イソップ寓話 ずるいキツネもしくはキツネと仔猫より
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ある時、二匹の仔猫がごちそうをとりあってお互い譲りません。
そこへ通りかかったキツネ、「一体どうしたというんだね?」と聞くと
仔猫はお互い自分が先にごちそうを見つけたと言い張って譲りません。
キツネは「それなら私が公平に半分ずつ分けてあげよう」、と言って
石ころと板切れでシーソーのような秤をこさえました。
キツネはごちそうを半分に割って、それぞれを秤の右左に乗せました。
「うーん、右の方が少し重いようだね、これでは公平ではないな」、
と言いながらキツネは右側のごちそうを少しちぎって食べました。
秤は左に傾きます。
「今度は左が重いようだ」、と言いながら左側のごちそうをちぎって食べました。
繰り返しているうちに右側のごちそうは無くなってしまいました。
「これでは公平にならないなあ、あくまでも公平に」と、言いながら
残った左側の小さなかけらをパクリ。
「猫ちゃんたち、どうもごちそうさま」、と言い残して立ち去ってしまいました。
仔猫はだまされた事に気付き、今度からは仲良く分けあおうね、と約束し合いました。
あくる日、ごちそうをとりあっている二匹の仔猫の姿をキツネが遠目にみかけたそうな。
とっぺんぱらりん。
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いざとなると欲が出るもの。
宝くじが当たっちゃったりするとこの仔猫のようになっちゃう人もいるようですにゃあ。