日本人が気が付かなかった普通のスポットが人気、
たとえば渋谷駅前のスクランブル交差点が欧米観光客にとっては訪れてみたい観光地。
また立ち食い蕎麦のカツ丼を食べる外国人観光客が激増したとか。
これって、口コミ、正確に言うとSNSコミのおかげなんだそうです。
渋谷駅前の交差点は観察すると確かに興味ある光景かも知れません。
これを欧米の観光客の誰かがSNSで記事にして、それが瞬く間に拡散したようです。
そのためか渋谷の交差点で写真を撮っている欧米の観光客を多く見かけます。
また、山梨の新倉山浅間公園はたまたま訪れたタイの観光客が発信、故に今でもタイの人が多い。
これらは既成の観光ガイドブックではなく、インターネットを介しての新しい情報収集、
交換の姿と言えると思えます。
面白いと思った事、場所を発信するとそれを元に人気スポットになって行く。
でもこれ、やらせ情報で観光客を誘致、なんてえ事もあり得ます。
バブル期に西麻布の交差点にあるアイスクリームショップは学生のバイトを雇って行列させ、
話題にしたというやらせみたいな事を考える輩も出て来ないとは限りません。
いずれにしても、いつ、どこで観光客が激増するかわからない世の中になりました。
街中の銭湯が急に外国人だらけになったり、普通の定食屋に外国語がとびかったり、
地方のローカル駅が観光の聖地になったり、何が起こるかわかりません。
逆に言うと、あまり手間隙かけずに地方創世も可能なのかも。
テレビでは外国人から見た日本再発見の番組も盛んです。
我々も灯台元暗し、意外と日本の観光資源に気が付いていないのかも。