寡黙な自然人といった風格の持ち主でした。
その後、単独で訪れた時、射撃に行かないかと誘われました。
彼はオリンピックにも出た競技ピストルの選手だったそうな。
車にしばらく揺られて着いたところは地元の射撃クラブ、
よく映画などに出て来る屋内の射撃場です。
グアムやハワイでも射撃場があり、ヤッさんが実弾射撃の練習に訪れるとか・・・。
カナダのそれはその類いの一般人(?)は殆どおらず、
地元の会員ばかりが集まる施設のようでした。
まずは競技ピストルを借りて撃ってみました。
競技ピストルは銃座が木製で、本人の手に馴染むよう指の型に削ってあります。
口径は確か7ミリくらいだったと記憶しています。
15mほど先の紙の的を狙って撃ちますが反動はさほどありません。
私は左目をつむるのが苦手で、右で銃を構えると左目のまぶたが引きつってしまいます。
それでも目はいい方なので、元オリンピック選手がびっくりする程の命中率、
たぶん射撃は目なんじゃないかと思います。
そのうち色々な銃を試してみてもよいと言われ、コルト45なども撃たせてもらいました。
45口径の銃はさすがに大きく、反動もすごいものがありました。
カナダの冬は長いので、皆さんこういう室内競技に興じているのかも知れません。
なかなか面白い体験をさせてもらう事ができました。