HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:秩父屋台囃子

今週末、日本太鼓協会公認指導員合宿で本場の秩父屋台囃子を習う機会に恵まれました。

秩父屋台囃子は鬼太鼓座鼓童によって世界的な太鼓の曲になりましたが

舞台用に脚色されているため、地元で打たれているものとはニュアンスが変わっています。

地打ちが「テレテッケ」となまっていたものが「テケテケ」とフラットに。

これも「テレテッケ」が正しいという事は無く地元でも町内によって「テケテケ」もあります。

屋台囃子は文字通り屋台の中で演奏されるお囃子、屋台の引き手を元気づける太鼓です。

毎年12月3日4日に秩父夜祭りが行われ、大変な賑わいとなります。

現地に赴いてお囃子を直に聴きましたが(屋台の中で打っているので見えない)、

「テレテッケ」「ドコドッコ」となまっているのはどこかエンジン音に似て

フラットなものよりも躍動感を感じました。

先日の自主練の時、この屋台囃子を復習してみました。

締め太鼓での細かいフレーズの連続の玉入れを何回かやりましたが、

以前習っていた講師から、秩父の人たちは左利きが多いのか

この屋台囃子は左手が先導すると言われていました。

確かに左で拍子をとるとそれに右手が合って行くという事を発見、

目からウロコ、手からナマコ(?)の体験をいたしました。

太鼓(稽古事)は時間をかけて、自ら発見を体感することで進歩するのだと思います。