大太鼓は一本打ちと称して、一人で打つスタイルがあります。
創作和太鼓の一つの極みと言えるかも知れません。
心技体、起承転結、緩急自在、独創性、連続性、非連続性、等々、
大太鼓一台のみで創る一人きりの音楽。
泣いても笑っても一人なので、奏者、作曲者、編集者、全部やらないとなりません。
というか、全部一人でできるわけです。
日本太鼓祭り大太鼓一本打ちのコンテストの特別審査員を務めさせてもらったりすると
いやでも真剣に評価させてもらいますが、打ち始めから打ち終わり迄一連の流れがあると
気持ちよく鑑賞できるようです。
間があろうとなかろうと、この流れにちょっとでも違和感があると興ざめになってしまいます。
そんな音を追求できるのも大太鼓の魅力の一つかも知れません。
そして何よりもあの大きさ、音も見た目もあの大きさに圧倒される快感があります。
三尺(90cm)以上の大きさがあると迫力が全然違います。
気軽に練習ができないのが難ですが、面白そう・・・。