HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:目赤不動

さて、新年の初詣、次ぎなる目的地、目赤不動へ。

駒込富士神社とは目と鼻の先、車で5分もかかりません。

が、ナビに従い訪れてみると細い裏通りを案内され、それらしいものはあるのですが

入り口がない・・・。

表通りに出直してうろついてみると入り口を発見、かなり迂回を余儀なくされました。

数台分の駐車場があり車で訪れても大丈夫なのは助かります。

目赤不動があるのは天台宗のお寺南谷寺(なんこくじ)、

その一角に不動堂があって不動明王像が納められています。

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江戸五色不動として知られる目赤不動

三代将軍徳川家光江戸鎮守の不動として目赤、目黒、目青、目黄、目白の

五色不動を置き結界としたという話がまことしやかに語られていたりもしますが

家光の時代には目黒、目白、そして赤目不動の三つが存在していたようですし

地名も古くから目黒、目白、赤目が存在してたのだとか。

目黒も目白も、そして赤目も鷹狩りの場所、

徳川の将軍との関わりが深い土地であったようです。

目赤不動は赤目不動と呼ばれていたのが家光によって目赤不動になったと伝えられています。

目青不動は明治期以降に命名されたという文献もあり、家光の時代にはなかったとか。

目黄不動は現在二箇所ありますが、移転や何やらで二つになったらしい。

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ちなみに不動明王密教とともに日本へ入って来た元々ヒンドゥー教シヴァ神であったとか。

アチャラ・ナータと呼ばれアチャラは動かない=不動、ナータは守護神の意味だそうです。

天台宗真言宗密教系のお寺にお不動さんがあるのも頷けます。

遠くインドで興った仏教がはるばる日本の地へ伝えられたという文化の

流れが感じられて、なかなか面白いです。

また前述の五色、これも密教の陰陽五行説、風水や四神による方位を示しているとかで

東=青・青龍、南=赤・朱雀、西=白・白虎、北=黒、玄武(亀)、中央=黄、麒麟

なんだそうです。

こんなところから、江戸の方位と結界の話が出てきたものと思われますが

今ある存在場所はこれに一致していません。


正月の初詣に選んだ目赤不動駒込富士神社はあまりにも閑静過ぎて

拍子抜けでありました。

何かフラストレーションが溜まるので帰り道にあった護国寺に立ち寄る事にいたしました。