出演の日本太鼓協会公認指導員18名のうち13名集合、遠くは仙台からの参加者も。
午前10時判開始、演目を30分単位で確認、最後に通し練習を2回やって夕方お開きになりました。
練習場所は千葉にある祭り工房の稽古場、かなり辺鄙な畑の真ん中にある立派な建物でした。
曲は「山呼(さんこ)」「三宅」「歓喜」「天地」「夏祭り」の5曲です。
どれも今年に入って指導員チーム集で演奏して来たもの、大分まとまるようになって来ました。
三宅は欠席者がいると順番が紛らわしくなり、ちょっと苦戦、三日の本番前に全員で確認の必要あり。
しかし、三宅はやっぱり疲れます。
今回は三宅太鼓をベースにしてアレンジしたものを演奏します。
この夏、三宅島に行って現地の講習会に参加できれば、との希望を皆に伝えました。
ホンモノに接する事が大事だと思うので。
歓喜はわかりづらいところがあるとの事で原曲からちょっと変更。
今回の出演の話を持って来た担当におまかせしているのでその人の意見を尊重する事にしています。
演奏曲としてはその都度変更するのはまったく問題ないと思っていますが、
原曲の意図は理解してもらいたいとの思いがあります。
どうしても曲は固定されがちになりますが、歓喜は演奏するためのものではなくあくまでも練習曲。
今回変更した箇所は三カ所、まずは配置。
この練習曲はセンターを置かず、左右に分かれての掛け合いを重視しています。
皆が責任を持ってセンター的役割を担うという意図があります。
見た目にも左右で打ち分けるのでセンターがいるとアンバランスになってしまいます。
担当者にそこまできっちり伝えきっていなかったためセンター配置になったままの演奏となります。
少しでも改善したかったので配置はそのまま、太鼓を少し内側に向けてもらい
お互いの顔が見えるように変更してもらいました。
次なる変更点は各人の紹介のところ。
この歓喜はアンコール用にも使えるようにとの意図があり、奏者一人づつ紹介タイムを設けています。
アドリブソロを打ちつないで行くところがそれで、この部分は団体演奏の中で個性を発揮できる、
アドリブ演奏を鍛えられるパートでもあります。
その意味では各人の紹介はオマケみたいなもの、紹介はなくてもOK。
よどみなく、決められた拍数内で打ちつないで行く練習ができるという意図が隠されています。
今回の変更は紹介を際立たせるため紹介が終わったらその場で立ってソロを打つというもの。
紹介がメインになっているので原曲の意図からはちょっとはずれちゃってますが
今回は演奏の1バージョンとして舞台で披露する事にします。
しかしながらこれが今後の定番となってしまうのは避けたいところ。
その場その場で色々なバージョンが生まれていいと思いますが
作曲者の意図は粘り強く伝えて行くしかないと思っています。
いずれにしても正月からの舞台、いい演奏をしたいと思います。