仕事の性格上ほぼコンペや入札というのが通常、今回の東京オリンピックを彷彿とさせます。
入札の場合、営業判断でトントンでも札を入れ、とりあえずとっちゃう。
その後、営業努力でコストダウンして利益を出す、といえばかっこよいのですが
何の事は無い業者を叩くという事です。
コンペの場合、予算書を付けるケースが殆どです。今回の新国立競技場のように予算は後回し、
デザインだけのコンペというのは商業デザインでは殆どあり得ません。
このデザインでおいくら?というのが審査対象ですからねえ。
そういう場合でも仕事をとるというのを優先してかなり無理をします。
コンペに落ちたら元も子もないわけで、とにかくとる、とってから考える、というのが横行してました。
なんだか東京オリンピック招致そのものにそんなニオイを感じてしまいます・・・。
当初見積もっていた大会運営費が当初の6倍、なんと1兆円を越すという話が出ているそうです。
東京オリンピックに関して私はあまり関心がなく(オリンピックはどこで開催されてもおんなじ)
東京に決まった時も、あ、そ、くらいの感じでした。やれやれ、おめでとうてな感じ。
その後、エンブレム問題やら新国立競技場問題やら、ここへきて運営費の予算大巾超過、
おいおい、いい加減にせいよ、となっちゃいますねえ。
とってから考えればいいじゃん、くらいのノリで進めてたんですかねえ。
それだったらあまりにも無責任な話、実際数々の不手際に誰も責任をとろうとしませんしね。
最後は国の祭典なんだから国民が相応の負担をするのは当然、みたいな事になるんでしょうか。
新国立競技場のコンペ案も提出されましたが、オリンピック以降の採算面もはっきりしていないとか。
スポーツの祭典、その進行の採点やいかに・・・。
点とってから考えればいっか!?