HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

松山の旅9

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二日目の宿はビジネスホテル泰平。
(写真左上)
ネットで調べるに、奥道後引き湯の温泉露天風呂があるという触れ込み。
ちょうど大街道とは城をはさんで松山大学側、裏側になる。
初日にかなり散財しているので二日目は実直に・・・というわけでもないのだが
連れ合いはビジネスホテルと聞いてまったくバカにしていたようだ。
市内循環の鉄砲町駅からてくてく歩いて4~5分、幹線道路沿いではあるがけっこう
静かなところにそのホテルはありました。
受付のカウンターにはなぜかいちごのサービス!?
好きなだけどうぞと言われ、いちごをつまみながら宿泊カードに記入。
 
部屋は普通のそっけないビジネスホテルです。
10階にある露天風呂は夜は女性、朝は男性と入れ替え制となっているので
夜はとりあえず3階の大浴場へ。
部屋にはバスもありますが、ビジネスホテルのユニットバストイレはどうにも苦手。
大浴場があるビジネスホテルもなかなか貴重です。
温泉の他にサウナあり、半露天ありでなかなか心地よかったです。
 
翌朝、5:30に目がさめたので、5:00からやっている露天風呂へ。
10階はスィートルームと露天風呂、それにオーナーの居室と思われる離れがある。
鳥のさえずりを聞きながらの朝の露天風呂はまことに爽快。
石造りの浴槽も広く、場所によって湯の温度が違うので、好みに合わせて浸かれる。
洗い場はまったくの外と、半屋内の二箇所。
ここにもサウナあり。
ゆったりとした展望休憩ルームも併設されてます。
想像するに、オーナーが自分用と客用に屋上に露天風呂を造り、
自ら愉しみつつ宿泊客にも楽しませているのではなかろうか。
フロントのウェルカムいちごのサービスを考えるとそんな事もありうるのではと思う。
部屋に戻り、3階フロアにあるマッサージチェアで30分もまれ、朝食へ。
朝食はバイキングスタイルで、これがまた充実している。
洋食、和食の二種類だが、小あじの焼き魚からげその天ぷら、湯豆腐にちらし寿司、
納豆、海苔、生卵にゆで卵、卵焼き、焼きたらこ、こんぶの和え物、漬物各種、サラダ、フルーツ、牛乳4種、わらび、筍、ほうれんそう等のおひたし、サツマイモ飴煮、ご飯、味噌汁、パン、、、とすごいアイテム数。
施設に豪華さはないものの、内容は大満足の宿でした。
 
最終日はのんびりと歩きをメインに、おみやげ屋めぐり。
タルトのお店は情報誌によると9:00からオープン。
9:30くらいに店に着くと、車がたくさん!
店の中も人がいっぱい!!
タルトの耳?というか端切れ目当てで獲物に群がるピラニアのように
おばさんたちが群がり、あっという間に完売。
値段が正規のものより1/3以下なので無理もないか。
 
土産も買ってそこからロープウェイの道に出て、ぶらぶら。
 
 
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東雲神社に立ち寄り、神殿の直線的な造りや芽吹いたばかりなのに赤いモミジなどを写真に収めつつ商店街へ。
 
途中、のぼりは出ているのに店がないという不思議な伊予うどんの店を発見。
11:30から営業と書いてあるので、みやげもの屋に寄り、時間を見計らってまた戻った。
今度は店の入り口にのれんが出ていたのでやっと店の場所が判明した。
これが2階のわかりにくい店で、店に入ると、あーよくわかったね、というご主人の挨拶!?
メニューは1種類、たらいに入った釜あげうどんのみ。
いりこ出汁のきいた汁、次にネギ、次に生姜、次にシソ、次に茗荷、次にゆず、次にゴマ、次に天かす、最後にうどんの湯を注いで汁の具のしいたけ、大豆をいただく。
1種類のメニューで8種類の味を楽しむという趣向のうどんでした。
 
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写真左はロープウェイ駅にある日露戦争の大砲のモックアップ大河ドラマ坂の上の雲で使われたもの。
 
腹ごしらえが終わって、坂の上の雲ミュージアムへ。
長大なスロープで2階の入り口へ。
館内もスロープで各展示コーナーへ。
壁が微妙に傾斜しているため、平衡感覚が狂ってくる。
展示されているパネルがスロープにあっていないため、
低いところや高いところが生じて見にくかったり見えなかったり。
図面上での納まりを考えているとこういう事がよく起こる。
 
途中、サラブレッドより小柄な明治の軍馬の体験コーナーがあり、(写真中)
またがってみるが、外壁ガラス面のそばなので床面より外の景色が見えるだけで
これは体験にならず。
せめて向きを逆にして、床が見えるようにすればよいものを。
何をしたいのかを見失っている悪い例がそこにありました。
一通り見終わって1階のロビーで休んでいるとショーケースの中に建築家安藤忠雄の著書が。
そこでこの建物が安藤忠雄氏設計と知った。
残念ながらはじめからこの建物には空間の感動が感じられなかったなあ。
いいものはいいと感じればよいのであって著名作家の作品だからどうのこうのは無し。
 
その後、窓から見える向かい側の萬翠荘を訪ねる。(写真左)
フランス風洋館建築であるが、各部屋は小さく、豪奢な感じはない。
日本の洋館はそのスケール感で本場のものにはかなわないと思う。
裏手にある愚陀佛庵は去年の台風の土砂崩れで崩壊。
しかしその案内はどこにも表記がなく知らずに訪れる人がけっこういた。
わざとなのか不親切なのかはわからない。
 
のんびり街をまわりその後空港へ。