御諏訪太鼓では受け取りを出す、といって掛け合いの時は必ず声を出します。
たとえば桶胴大太鼓とドラの掛け合い。
打ち始める時はまず掛け声。
さっ!とかいよっ!とか。
さっ ドンドンドン・・・・
これが最後だよという時も必ず声を出します。
ドンドンドンドン いよっ ドン!
それを受けてドラが
よっ ジャジャ~ン・・・と。
声が大切な合図なんですね。
私どもの構成メンバーはどちらかというと中高年です。
というかはっきり中高年です^0^)
70を半分超える男の人も元気に太鼓打っています。
その人はタイミングはずれるし、新しい事をやるのにすごく時間がかかります。
でもそれで当たり前だと思います。
若いころから太鼓を打っていたのならともかく、六十代で太鼓を始めたわけですから。
先日も練習時に、口上の入り方を大きくミスりました。
周りの人は苦笑せざるを得ないんですが、本人は一生懸命。
たぶん、あー、またか、と思っている人もいるかも知れません。
(なぜ口上を?と思われるかも知れませんが、声が渋くてよいのであります。
女性の口上は今のところ残念ながらいただけません)
でも、思い当りました。
口上のタイミングを周りの誰かが合図出してあげたらどうかと。
それこそ受け取りです。
できない人を失笑しているのではなく、お互い助け合う太鼓。
だめなところを指摘ばかりするのではなく、どうすればよくなるかを皆で考える。
お互いを気遣う太鼓が打てるようになりたいなあ。
お互い気を使うのは御免こうむりたいですけどね。