青山で開かれた東京和太鼓国際コンテスト。
その一環で開催された数々のワークショップの一つ、篠笛入門講座を受講した。
講師は鼓童出身の村山二郎さん。
去年の舞台では今は亡き小口大八さんと共演をしていた笛師であります。
舞台では大きく見えたのですが、会場に現れた実物の村山さんは小柄な方でありました。
指の準備体操にはじまって、体を楽器として使う笛の鳴らし方、きれいな音を出す方法、のどの鍛え方、基本的な息継ぎの方法、筒音(一番低い音)から大大甲音の3オクターブの音域をカバーする七色の音を出す、等、我流ではなかなかわからない方法を、ユーモアを交えながら教えていただき、3時間はあっという間に過ぎました。
やはり一番大切なのは基本だなあという事を改めて実感しました。
いろいろな笛師のいろいろな笛のあり方、考え方も勉強になります。
村山さんは図解の篠笛教本も出されており、けっこう理論的に具体的に笛の真髄に迫っている方です。
模範演奏も音の出し方、聞かせどころの作り方等、非常に参考になりました。
最後のアドリブの方法は曲を創る上で、かなり有用な方法だと思います。
基本の技と構想力、機械的なつまらない音にならないようまた修練の日々が始まります。