飲食店、飲食を楽しむ場所です。
一人でない時は食事だけではなく、食事をしながらおしゃべりを楽しむ場所でもあります。
ところが、そのおしゃべりを楽しむのに支障があるお店もけっこう多い。
床や天井、壁に音を吸収しない素材が使われている場合がそれです。
人の話し声などが吸音されずに残響として響いちゃう。
相手の声が聴きづらい、よってより大きな声で話す、騒音が増える、の悪循環。
せめて天井に吸音性のある素材を使うだけで全然違います。
確かに石膏ボードに塗装という仕上げが低コストで見場もよいのですが、音を吸音せず反射ばかり。
床と天井が平行な場合が殆どなので、天井と床で音が長時間反射しあってとてもうるさい。
これに壁の硬い素材がプラスされるともう最悪です。
窓がある場合はガラスがこれまた反射材料なので残響の宝庫になってしまいます。
カーテンや、タペストリー、天井の凹凸、吸音性のあるクロス、など吸音性のある素材を巧みに組み合わせる事で快適な空間になります。
床にカーペットを敷くと最高なのですが飲食店ではメンテナンスの問題もありハードルが高いデス。
高級店はカーペット敷きのところもありますが、こういうところはゆったり会話が楽しめたりします。
以前、某有名なアルコール飲料メーカーの高級レストランが赤坂にありましたが、まともに会話ができないくらい最悪な音環境でした。
てがけたデザイナーや店の運営者の能力の低さが光る高級店でした。
お客は料理やお酒と同時におしゃべりを楽しむという大原則を立派に忘れている店はけっこう存在します。
飲食空間は見た目だけでなく音にも気を配って欲しいと思います。