ある時、秦野の飲食店にリニューアルの件で呼ばれました。
設計の打ち合わせをしている際、オーナーが取り出したのは風水の方位表。
それによると入り口は両サイドに二か所、厨房やトイレなどの水場は鬼門を避けるため、入り口側になってしまいます。
これでは店にならないためほぼやる気をなくしてしまいました。
さすがにオーナーもまずいと思ったようで、それならばともう一枚風水表を取り出しました。
裏風水表みたいなもので、それにあてはめるとなんとか店になりそうです。
そんな風水に頼らない方が繁盛店を作れそうですが、オーナーは最後まで風水にこだわっていました。
なんでそんなに風水にこだわるのか問うた事がありますが、答えは風水に従っていれば失敗しても納得がいくとの事でした。
ま、信じる者は救われるというか、自分を信じられないというか、無神論者の人間には到底理解を超えたものでした。
今その店名で検索をかけてみると風水のおかげか、場所こそ違えまだ存続しているようです。