仏教では殺生を戒め、獣や鳥、魚などを口にする事を禁じる戒律があります。
スリランカでは仏教徒は殺生を生業にする漁師にならず、漁師の殆どはキリスト教徒です。
【聖母マリアの像が町を巡行し、漁船に乗せられて港から海に出るニゴンボのお祭り】

スリランカでは仏教徒、ヒンズー教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、その他のコミュニティが存在します。牛肉を国にしないヒンズー教徒、豚肉を口にしないイスラム教徒、それぞれが戒律に従って生活しています。
敬虔な仏教徒でも食事はするわけで、日本の精進料理と言われるメニューをみると肉や魚に模したなんちゃらもどきというものがたくさんあります。
「がんぼどき」という豆腐料理はその最たるものでしょう。
鳥肉は食べたいけど食べられない、、、そこでがんもどき。
大豆を原料にした鶏のから揚げ、ゆばを使った鰻のかば焼きなどいろいろ創意工夫されているようです。
でも、ここで冷静に考えると、そこには食に対する果てしない欲が存在します。
ホンモノは食べられないけれど、ホンモノを食べたいという欲。
そこでホンモノに近づけたもどきを創り出しました。
果たして仏門に入って煩悩を断ち切る修行をするお坊さんでも「食の欲」には勝てないという事なのでしょうか。
そうまでして肉や魚を食べた気になるのは煩悩の塊では?
精進料理では全然精進していないと悪魔がささやきそうです。
