昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおりました。
お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川に洗濯に行きました。
お婆さんが川で洗濯をしていると、上流から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れて来ました。
お婆さんは桃を持ち帰り、包丁で桃を割ってみました。
その時、ぎゃっと声がして、中からは息絶えた赤ん坊がでてきました。
あー、婆さんやなんという事をしてしまったんじゃ、と嘆いてみても後の祭りです。
二人はこの子に喪々太郎という名を付けて裏山に祠を建てお祀りしたそうな。
とっぺんぱらりん。
鬼ババアとはよく聞きますが鬼ジジイというのは聞きません。
後世の調査でこのお婆さんは実は未来から送り込まれた鬼の工作員で、桃太郎に鬼の世界が征服されるという将来の憂いを絶ったという事で、鬼の世界では神様扱いなんだそうな。