ふとした事から万年筆というものがあったのを思い出しました。
昔は万年筆といえば憧れの筆記具、大学合格や会社に勤める門出に記念品として贈られたものでした。
メーカーではパーカー、モンブラン、ペリカンなどの「舶来品」、国産ではセーラー、パイロット、プラチナなど。
100年以上の歴史を持つ老舗メーカーが現代も続いているようです。
しかし、巷では万年筆を使っているシーンはとんと見なくなりました。
筆記具といえばボールペン。
ボールペンは基本的に使い捨て、これに比して万年筆はカートリッジ式のものを除き使い捨てるところがありません。
昔はインク瓶が身近にありましたが、今は見かけなくなりました。
インクも各メーカーから売り出されていますが、市場はどうなんでしょう。
万年筆で書かれた書類が水にぬれて使い物にならなくなったり、ワイシャツのポケットに差した万円筆のキャップがはずれインクが染みだしたり・・・。
書くときはキャップをはずして万年筆のお尻に差すというのもなかなかいいアイディアです。その時のペンのバランスも書き味の一つでした。
万年筆は持っていませんが、毛筆ペンは遊び感覚でたまに使っています。
インクはカートリッジ式、矢立の現代版でしょうか。