世の中ややもすると軍艦や戦車、戦闘機などをかっこいいとか勇ましいとか羨望のまなざしを向けるきらいがあったりします。
国は戦場で活躍した人物を英雄として勲章を授与したりもします。
最近は映像技術が進歩し、ウクライナの戦場でロシア軍の戦車がドローンによって爆破される生々しい動画がyoutubeなどにアップされています。
この戦車の中には生身のロシア兵が複数おり、爆破の瞬間に彼らは無数の肉片となり飛び散っている事でしょう。
敵兵というのは一方からの見方で、彼らにも親や兄弟、妻や恋人がいる極々普通の人間なんだろうと思います。
国家が始めた戦争(プーチンは狡猾にも戦争という言葉は使わず、特別軍事作戦と称して国民を欺いています)に動員され、戦場に放り込まれた者が殆どなんではないでしょうか。
先に述べた軍艦、戦車、戦闘機等は単なる人殺しの道具に過ぎません。
人殺し用の兵器はかっこいい?
勲章は敵兵を多く殺したからそのご褒美?
そんな勲章を授与する軍の上層部は自ら戦場で命のやりとりはせず、安全な後方で指図するだけ。
こういう連中に限って口先だけは勇ましいものです。
先の大戦でも一億玉砕と称して国を滅亡の泥沼へと導いた大本営。
一瞬にして何十万人もの人々の命を奪う原爆を持つのを誇らしいと思う権力者たちとその国民。
この地上から国民の命を消費し合う戦争は未来永劫なくならないんでしょうかねえ。
地上から戦争がなくなっても地下で水中で宇宙で戦争するんだろうなあ。
国民も国家の扇動に乗って自ら戦争したがったりもするし。
戦争は増えすぎた人口を調整する神のおぼしめしか・・・。