太平洋戦争が終わり79年の月日が流れました。
戦争は誰も幸福にしない、戦争体験者の切なる声です。
一旦戦争が始まると、国の為と国民は有無を言わさず戦争に加担させられて行きます。
国に徴兵され、戦力として戦場に強制的に送り込まれ、国同士の公認の殺し合いの現場に投げ込まれます。
旧日本軍は直接の戦闘でも多数命を奪われましたが、末期には万歳突撃や自決、飢えや伝染病で命を落とす凄惨な戦場となりました。
軍の上層部は最終兵器として空に海に陸に人間爆弾を送り込み、お国のためという名目で若い命が消費されました。
戦争が始まるとこういう狂気はもはや止める事ができません。
殺し合いの現場では憎しみの連鎖が始まり、残忍な報復が平然と繰り返されるようになります。
戦争を放棄するという日本国憲法は守り抜かねば、戦争の犠牲者にどう申し開きができるでしょう。
日本人には戦争を始めない智慧を探る責務があると思います。
ウクライナのように他国の侵略を受けたらどうするか、日頃からじっくり考え、議論し、対処しておく事も重要かと。
しかし、戦争は地上から無くならないのでしょうか・・・。