パリオリンピックが終わり、メダリストたちも帰国しました。
ニュースではその帰国風景がにぎにぎしく流されておりました。
それに比べると非メダリストたちは脚光を浴びる事無くひっそり帰国。
男女サッカー、男女バレーボール、男女バスケットボール、メダルへの期待もありましたが今一歩及ばず。
メダルを獲るか獲らないかで選手個人はおろか、種目の今後の待遇がまったく異なってしまう事でしょう。
メダルを獲ったスポーツは注目度が上がり、人気も出ます。
それに伴って用具用品も売れ、スポーツ教室には人が詰めかけます。
スポンサーもつきやすくなるでしょう。
その意味でもオリンピックはカネになります。
日本がメダルを獲れるようになったのは社会資本が充実し、選手育成に投資できる豊かな環境になったから。
かつてローマ、東京オリンピックとマラソンで2連覇を果たしたエチオピアのアベベ選手は初出場のローマオリンピックを裸足で走り抜きましたが、靴を買うお金がなかったから、と語っています。
今や個人の身体能力だけで戦ってもメダルは獲れず、コーチや設備にカネがかけられるかどうかがメダル獲得の分かれ道になっているように感じます。
そう言う意味でも悲惨な戦争の後、日本はとても平和で豊かな国になったのではないかと思われます。