HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

瞬間湯沸かし器

こどもの頃、瞬間湯沸かし器とかはまだ世に出ておりませんでした。

凍てつく冬の朝、顔を洗う時は洗面器の水に湯たんぽのお湯を注いだぬるま湯で済ましておりました。

暖房器具は火鉢、こたつくらいのもの、炭を入れた火起こし器をガスコンロにかけ火種の炭を作っておりました。

この炭おこし器、底が鉄の大きな網目状になっており、火にあたる炭の面を多くするためかなぜか平らではなく真ん中がドーム状に盛り上がっていたのを覚えています。

 

昔の住宅は隙間だらけ、ガラス戸は木製の枠、室内も障子やふすま、二重サッシの今の住宅からは考えられないほぼ防寒対策ゼロの住環境でありました。

 

火鉢には赤く燃えた炭がくべられ、正月にはお餅を焼いたり、お湯を沸かしたり。

遠赤外線で焼いた無添加のお餅はごちそうでありました。

庭先で家庭ごみを燃やしてもおりました。

 

ガス瞬間湯沸かし器が普及し始めたのは1965年頃と言われていますが、1964年に東京オリンピックが終わり、その後日本は急速に経済発展を遂げる事になります。

その頃は家庭から炭火は駆逐され、ガス・石油の時代に突入します。

 

結果、二酸化炭素が排出され続け、時間をかけ地球温暖化の危機を迎えるに至りました。