もうずいぶん前になりますが、会社ぐるみでハワイ旅行に行った事があります。
社員に世界を見せたいという社長(故人)の個人的な思いからの一大イベントでした。
さて、そのハワイではバイク仲間でレンタルバイクを借りて乗り回していました。
ほんとはハーレーに乗りたかったんですがあいにく在庫がなく、スズキの1100ccのアメリカンを借りました。
国際免許があればOKで、日本のように大型自動二輪免許は不要だったかと。
当時はノーヘルで乗れましたが、ゴーグルやサングラスは法律で装着が義務付けられていました。
ヘルメットは任意、事故った時にノーヘルで頭を守らずに死ぬのはその人の自己責任。
しかしゴーグルやサングラスなしで運転中、虫や埃などが目に入って他者を巻き込む事故を起こす事はまかりならんという事のようです。
自分の身を守るのは自己責任、他人の権利を侵す事はご法度というアメリカの合理性に触れた事を鮮明に記憶しています。
日本にはヘルメットは義務化されていますが目を保護するという法律はありません。
ハワイのフリーウェイは速度制限が60マイル(96km)なので比較的のんびりしたツーリングでした。
会社仲間とつるんで走っている時にバックミラーに我々を追走する白バイの姿を発見してあせった事も。
日本では250ccに乗っていましたが、重量もそれなりにある大型バイクの質量から解放された瞬間移動性に感激しました。
そんな破天荒な会社も最後はM&A:Mergers(合併) and Acquisitions(買収)の対象となり、社長は社員ごと会社を売り払ってその資金で世界で活動するという自分の夢を実現する事にしたようです。
元々社長のカリスマ性で持っていた会社はその後雲散霧消。
その前に退職していたので退職金は手にする事が出来、ラッキーでした。