先日の指導員のための指導方法の研修会、報告をまとめているときに再認識したことがあります。
それは、何かをやる時に、まず「なんのためにやるのか」を簡潔明瞭に伝えること。
これは実際感じたことなんですが、研修で楽曲を指導する人がいました。
この研修は楽曲を習得するためのものではなく、指導方法を研究するためのものなのになあ、と感じつつ曲を打っていました。
こうなると気持ちが後ろ向きになり、やらされている感が強まります。
そうなるとただやっているだけになり、笑顔で!と言われても楽しくなりません。
後で分かった事ですが、課題:笑顔で演奏するには?に対しての実践という事でした。
やっている時はそこんところのフォローがなく、とにかく楽曲をマスターするという方向性を感じて引いてしまいました。
正直、これは楽曲の押し付けではないか?という気持ちにもなりました。
打てば楽しくなるから、ではなくどう打てば楽しさを感じるのか、のきっかけが欲しいと思います。
これは楽しいな、と少しでも感じられれば興味を持って臨む事ができ、笑顔も自然に出てくるかも知れません。
これはこうこうこういう事を目標にやる、という事を伝え、その理解が指導には不可欠と思います。