指導員お悩み相談で課題に挙がった「はしる」という問題、どう解決するか考えてみました。
テンポ感を養うために足を使うという方法があると思います。
それは「歩く」です。
歩くときは通常左右一定のリズムを刻みます。
12121212と。
そうやって練習をしていてもいざ演奏本番になると「はしる」現象、だんだん速くなって行くことはよく起こります。
舞台に立つと気が高揚してその結果誰かしらとなくだんだん速くなるのは自然です。
一定のテンポを保つのは、はやる気持ちを抑えて冷静な気分でいるという不自然な行為。
それは実際の練習で培うしかなさそうです。
速くなるのは大きなフレーズから細かいフレーズに移るときによく現れます。
これには理由があって、大きなフレーズは手の動きも大きいのですが、細かいフレーズは動きが小さくなります。
細かいフレーズは手を早く動かさなければという強迫観念が働き、実際小さな動きは手が早く動かせてしまいます。
自分たちの持ち曲「感謝」で
ドン/トコトコトコトコトコ/ドンゴン
というフレーズがありますが、このトコトコトコトコのところで早くなります。
ドン/トコトコトコトコトコ/ドンゴン
イチ/ニイサンシイゴウロク/シチハチ
1 2 3 4 5 6 7 8
12345678を冷静にカウントできるテンポが体に入っていないと早まることに。
持ち曲でどこが走るのかを把握したうえで上記のように曲でテンポキープの練習するのがよいと思います。