HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

古典的詐欺Ⅱ

もうひとつ、詐欺の思いで話。

昔は駅前でよくものを売っていました。

人だかりがしているので何かな?と思い立ち寄って見ると売っているものは万年筆。

当時万年筆は高級な筆記用具として庶民にはなかなか手の届くものではありません。

売り手曰く、万年筆工場が火事に遭い(まあ、ありうる話だなあ)、かろうじて持ち出したのがこれ(ふむふむ)、ちゃんと書けるよ、とキャップをとり紙に字を書いて見せます。(ちゃんと使えるじゃん)。

 

売り手はたたみかけて、火事には遭ったけれどペン先は14K、高級品だよ、と14Kの刻印があるペン先をこれ見よがしに目の前にかざします。

 

火事に遭った工場を助けると思って1本でも買ってやってください!(お、温情に訴える作戦か)と。

 

街では〇〇円の代物だけれど今日は特別に半額の〇円で売っちゃうよ!!(お、半額とはお買い得!)

ここでサクラとおぼしき人物が一本購入してみせます。

雪崩を打って、とかは覚えていませんがおそらくおもちゃのような万年筆なんだと思います。

消費者心理を巧みに突く詐欺師集団、今も昔もなくなる事がありません。