八丈太鼓はジャズのようなもの、アドリブで打つ太鼓です。
アドリブで自由に打ちなはれ、と言われてもいきなり打てるものではありません。
アドリブの練習を地道に行うのが一番の近道かと。
そこで練習方法を考えてみました。
基本は「ゆうきち」の下拍子、トントコを使います。
トントコ=右右左の順で打ちます。
これで皮と縁を打ち分ける練習。
フレーズは
➀トントコ②トントカ③トンカカ④トンカコ
⑤カンカカ⑥カンカコ⑦カントコ⑧カントカ
➀~4は皮から始まり、⑤~⑧は縁から始まります。
これら8種類を考えずに自然に打てるよう手を訓練します。
馴れないうちは必死でフレーズを頭で考えながら打っています。
考えずに打てるようになるまで地道に反復練習。
例えば自転車に乗る時はどう乗るかを考えていても乗れません。
それと同じでとにかく体で覚えるしかありません。
自転車に無意識に乗れるようになったら右へ行ったり左に曲がったり。
ブレーキをかけたり早く走ったり、を自分で組み立てます。
上記の8種類のフレーズはほんの1例、強弱を入れたり拍を変えたり組み合わせはほぼ無限に考えられます。
順番を変えるだけでも別フレーズになったり。
そうしてフレーズの引き出しをたくさん持って、自在に引き出しから音を取り出して打てるようになるとアドリブができるようになります。