ものは試しでとはよく言われる事です。
使ったことはないけれど、どんな具合だかをみてみよう、という意味合いかと。
でもよく考えてみると、生まれてこの方、殆どがものは試しの連続であったように思います。
ま、生きとし生けるものすべてがそうして進化してきたとも。
ものは試しでフグを喰って命を落とした生き物も相当いたはずです。
ヒトは命を賭けた経験からフグを安全に喰う術を見出しました。
でもヒト以外の生き物はフグが猛毒の持ち主で、むやみに喰っては危険と言う情報をどうやって種に伝えているのか・・・。
遺伝子に組み込まれているのでしょうか、不思議。
命に関わらないもの、身に付けるものや食べ物、いわゆる食う寝るところ住むところはものは試しの連続であるかと思います。
ものは試しという行為から得た情報や知識から、気に入ればリピートし、気に入らなければ二度と買わない、と。
食わず嫌いという言葉もありますが、とにかく何でも試すという行動パターンは人生を豊かにする可能性を含んでいると思われます。
時には石橋を叩いて渡るという慎重さも必要かと思いまするが、ものは試しで、という行動もあってよいかと。
ものは試しで結婚してみる、ものは試しで死んでみる、ものは試しで薬物をやってみる、等々は取り返しのつかない事にもなるので試さない方がよろしいかと。