昨日の和太鼓講座「レッツ鼓ミュニケーション」の受講生は一人、Uさんの個人レッスンになりました。
毎回定番の太鼓体操を行い、動きの意味を再復習、今まで殆ど意味をわからずにやっていた事が判明しました。
指導する側として少しずつでもいいので毎回動きの意味やポイントを伝える事が重要と言う事を再認識しました。
太鼓の講座は基本の基、テンポキープの基本練習「カウントをしながら打つ」をを行いました。
コンピューターソフトで作った楽譜の音を流しながら♩=90のテンポを体内メトロノームに感じさせます。
Uさんは自分は今まで12345678というカウントの仕方をしていたので口唱歌でのカウントは苦手との事、別の人の指導シーンで判明したのは1234でカウントするのは苦手でサントコドッコイという口唱歌でカウントをしている人もおりました。
カウントの仕方は人それぞれで、どれが正解と言う事もないので今更統一というわけにもいきません。
そんな事もあって新しく作った基礎練習譜面は口唱歌譜、数字譜併記としました。
自分がやりやすい方法でカウントを数える、重要なのはカウントを意識しながらテンポをキープするチカラを基礎打ちで養う事です。
その意味では基礎打ちをやる前に、「この基礎打ちは何のため?」を確認してからやらないとただやっている、最悪の場合はやらされている、事になってしまいます。
今回はUさんが口唱歌のトコトコトコトコでは回数がわからなくなるので12345678でカウントしている事がわかりました。
口唱歌ではなく、唄詞(うたことば)でストーリー性を持たせると覚えやすいかも、を伝えました。
打つのはトコトコトコトコですが
ジブンノタメニモという詞を充ててみる。
「テンポキープ」がテーマなので
ジブンノタメニモ
タニンノタメニモ
マモルゾマモルゾ
オンナジテンポヲ
という唄詞を唱えながら打ってみる。
これを口唱歌譜だと
トコトコトコトコ
トコトコトコトコ
トコトコトコトコ
トコトコトコトコ
となり
数字譜だと
12345678
12345678
12345678
12345678
またそれぞれ回数をわかりやすくするために
イチトコトコトコ
ニイトコトコトコ
サントコトコトコ
シイトコトコトコ
12345678
22345678
32345678
42345678
とかの工夫をします。
どれが正解という事はないので自分にあったカウントの方法で、一定のテンポで正確な回数を打つ、という力をつけるため、練習で手に覚えさせます。
馴れて行けばカウントしなくても回数はつかめるようになるかと思います。