あじさいが美しいです。
花に見えるのはガク。
写真のような一般的なアジサイは西洋アジサイと言われるヨーロッパで品種改良されたものとか。
アジサイはガクアジサイと呼ばれるものが日本原産なんだそうです。
このアジサイ、土壌が酸性だと青に、アルカリ性だとピンクに変化するものがあります。土中のアルミニウムイオンが関係しているとか。化学の世界ですね。
そういえば小学校で、酸性・アルカリ性を学ぶとき、リトマス試験紙なるものを使った記憶があります。酸性は赤に、アルカリ性は青に発色する事で見分けました。アジサイの色の変化とは反対です。
このリトマス試験紙とはナニモノ?という事で検索してみるに、想像していたリトマス博士由来とかではなくリトマス苔が原材料として使われているからなんだそうです。
目の前で色が変わる化学の世界、オモシロイです。
それに関連した思い出話、かれこれ30年以上前にマレーシアのジョホールバルという街を訪れた時のこと、
当時は昭和初期の日本のような雰囲気で、未舗装の街の道路で人を集めてあやしげな薬を売っていたりしていました。
道路の上にアメリカの医学博士の新聞記事の切り抜きや、薬瓶などが並べられ、観衆を目の前にした男が満を持して手に持ったフラスコの水に液体を垂らすとあら不思議、一瞬にして青色に。見ている人たちもびっくり、顔色も変わります。
そんな機微を捉えて不思議な効用を持つ薬を言葉巧みに売るのでしょう。
自分が子供の頃、駅前でホンモノのガマの油売りを見かけた事がありますが、今は絶滅危惧種に指定されているのやも。そもそも薬事法違反でお縄頂戴かも知れません。