交通安全発祥と学業の神 谷保天満宮 (yabotenmangu.or.jp)
湯島天神、亀戸天神と並んで関東三大天満宮に数えられる由緒ある神社です。
甲州街道から入ると鬱蒼とした鎮守の森が広がります。
振り返ると鳥居の向こうには国道20号の喧騒の世界が。
普通は神社は階段を上ってお参りする事が多いですが、ここは階段を下りて社殿に向かいます。案内板に書かれているように甲州街道の道筋が変わったためそういう構造になったようです。
境内に足を踏み入れるとなぜか鶏が放し飼いに。
社務所で神社と鶏の関係を尋ねると、年中行事で獅子舞があり、それに使うお面のたてがみに鶏の黒い尾羽が使えるのではとの事で約30年前から鶏を飼うようになったんだとか。
結局は使えなかったそうですが、鶏たちは文字通り羽を伸ばして境内を闊歩しておりました。
ここは交通安全祈願発祥の地とも。
その昔、皇室が当地までドライブを楽しんだ時に道中の安全を祈り、そういう事になったようです。
いろいろな由緒があるもんだと知るほどにおもしろさを感じます。
天満宮は梅林とも縁が深く、ここも梅林があります。
天満宮は学業の神様でもある菅原道真を祀り、特に語学にはご利益があるとか。
梅林だけにバイリンガル・・・おあとがよろしいようで。
梅林の一角に茶屋がありました。
訪れた日は6月初旬なのに夏日。
手作りシロップ(ソース?)のかき氷をいただきました。
梅にそそられましたが梅の収穫が間に合わず欠品、そこでオーソドックスないちごをオーダーいたしました。
出てきたのは想像とは異なるよくある(下品な)氷イチゴとは違う甘さ控えめ、イチゴの果肉もしっかり残るすぐれものでした。受験はそう甘くはないという深い意味がある???
トレイを返す時に合格とかき氷をかけた「ごうかき氷」の商品開発を提案してみたところ50点の採点をいただきました。
境内には弁天池と言う透明度抜群の池があり、そこで発見した黄金スッポン。
鯉と共に優雅に遊泳を楽しんでおりました。
弁天様は金運アップの御利益もあるとされあまりにもぴったりのキャラクターです。
これも社務所に由来を聞くと誰かが勝手に池に放したんだとか。
しばしのんびりできる空間と時間がここにはありました。