1999年7月に人類滅亡を迎えるというノストラダムスの大予言、見事にはずれました。
それならばと、今度はマヤ暦の終了日、2012年12月21日~23日が人類滅亡の日、と騒ぎたてる人が出現しました。これも結局何事もなし。
暦について考察するに、天体としての地球の運行には周期があり、それによって季節が生じます。
農業や漁業など人間の営みと密接に結びついた季節の到来を知るために、天体の動きが研究され、暦が発明されました。その意味では暦は地球の運行表とも言えるでしょう。
飽くなき天体観測から占星術が生まれ、なぜかあるとされる人間の運命と結びつけられました。不幸な星の下に生まれる、という運命論に代表されます。
そんな事を背景にマヤ暦の終焉が人類滅亡の日と運命づける人が現れ、まことしやかに流布されるという現象が起きたようです。
これもノストラダムスの大予言と同じで、幸か不幸か2012年12月に人類は滅亡せず見事に空振り空騒ぎに終わりました。
人類滅亡という予言を巧みにカネにする輩もいるようで、そういう連中はまさに錬金術師と呼べるかも。
まあ、予言するより予想するチカラを持つ事の方がとっても大事かと思います。
賢い人間は大災害を予言するより科学的に予想してそれに手を打つべし、と。
何を聞かれてもまともに答えず、国民の安全・安心のためにしっかり対応する、と呪文のように繰り返すしかない一国の主もいらっしゃいます。
是非とも希望的観測ではなく科学的根拠を示していただきたいものです。
ワチキもそう思うニャ。