コロナ禍は バケツリレーと 竹槍で
この1年、政府のコロナ対策や五輪の動きをみていると戦争中の精神論とイメージがだぶります。
政府の要人は新型コロナに打ち勝った証として「安全安心な」東京オリンピックを開催したい、否するんだとのたまっておりますが、そのための具体策は一向に示されぬままであります。
当初の復興五輪というお題目は消し飛んで、新型コロナに打ち勝った証という政治生命の復興のみがお望みのような事になりつつあります。
ひたすら耐え忍ぶという政策しか示されず、どうやら切り札とされるワクチン接種も遅れに遅れ、国のリーダーから共感できるメッセージは一向に発せられません。
「人流」が感染拡大を促進するという事実はいくら何でも政府は認識した※ようで、とにかくステイホームと叫んでいますが、自助のバケツリレーで燃え盛る新型コロナの鎮火に結び付くのか否や。
※go toキャンペーンが感染拡大に結び付くエビデンスは認められない、と自己を正当化しておりましたなあ。
ワクチン無しで新型コロナに立ち向かえと言うのは竹槍で万歳突撃を繰り返せ、というのと同じレベルのような気がしまっせ。
新型コロナウィルスと小競り合いをしながら様子を見る、というのは最悪の戦術。
何はともあれ1年前にオリンピックまでに全国民にワクチンを接種する、そのためにはホシガリマセン勝ツマデハという苦しい生活も共に乗り切りませう、乗り切れた暁にはgo toも国が本気で支援しまっせ、という戦略を国のリーダーは原稿棒読みせずに自らの言葉で発するべきだったと思います。
ガースーとかおどけてステーキ会食に同席している場合ではなかった・・・。
ふーむ・・・。