スリランカに和太鼓の件で初訪問したのは2014年。
当時からスリランカは一帯一路を標榜する中国の進出が目覚ましく、
電子機器から衣料品まで中国製品が席巻していました。
時のラジャパクサ政権は親中派で、莫大な借金のかたに99年間港の使用権を担保しちゃったり。
火力発電所も中国により建設されたそうですが、一日に一回は停電していました。
現地の人に聞くと日本製品は高品質・高性能、車やバイク、電気製品は憧れの的、やはり日本製が一番、しかし高くて手が出せない、と嘆いていました。
日本のモノづくり、高品質のものを作りさえすれば必ず売れる、という風潮もあるようですが、それで失敗しちゃうという面もなきにしもあらずかと。
一世を風靡したウォークマン、モノづくりという観点で機能を突き詰めて行きましたが記録媒体としてのカセットテープにこだわったため、その後のICレコーダーに取って代わらる事になりました。
また技術開発力はあるけれど、それを売り込むセールス能力に長けていないのかもとも。
周りが海で直接国境を接していないため熾烈な国境紛争がなかった、長年の鎖国により外交や貿易のしたたかな交渉力が磨かれなかった?とうい因子があるのかも知れません。そんな環境下でも外国文化に拒絶反応を起こさず、むしろ貪欲に取り込んでモノづくりに邁進できたのは教育水準の高さにあるのかと。
寝てる場合じゃないかもよ。