久々の創作盗作物語。
昔々、あるところにアナという女王蟻が住んでおったと。
女王蟻のアナは、「およげたいやきくん」の唄を真似して歌ったと。
毎日毎日アナは穴の中で卵を産んでばかりでやになっちゃうわ
ある朝私は働き蟻と喧嘩して地上に逃げ出したのさ
羽を伸ばして空を飛ぶ とっても気持ちがいいものよ
私のくびれた腰回り まるで女王蜂そのものよ
アナは羽のある姿を利用して蜂に変装、この世の自由を謳歌しておりました。
残された巣穴では大騒ぎ、逃げ出したアナを捜しに各地に兵隊蟻が派遣されました。
蟻は私利私欲のひとかけらもなく真摯にあちこち探し回りました。
中には過労で命を落とす家老級の蟻や心労で死んでしまう新郎の蟻も。
そんなんアリかと言っている場合ではありません。
アナは蜂に変装して身を潜めていましたが
義を重んじる家来の蟻たちの姿に心を打たれ
ついに大声で歌を口ずさみながら
ありのままの姿見せるのよ
と兵隊蟻の前に姿を現し、女王蟻として復活する事を誓いました。
それ以来、虫ヘンに義とかいて蟻という事になったんだと。
とっぺんぱらりん。