HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

今思えば生ぬるい

危機感を 持てず勝負の 三週間

 

去年の11月25日(木)~12月16日(木)、政府は「勝負の三週間」という標語を掲げて、新型コロナ感染を抑え込みにかかったけれど、結果は見事惨敗。

 

たまらず12月14日に政府肝いりのgo toトラベルキャンペーンを全国一斉に中止。

 

感染拡大とgo toキャンペーンには因果関係が認められない、と頑なに経済政策を重視、新型コロナ禍の中、感染対策をしっかり行い旅行に食に励みましょう!と税金を投入して人を動かし、意地でも経済を回すといういう勝負に出たわけだ。

 

go toトラベル中止によって発生するキャンセル料は政府が肩代わり、これとて最悪キャンペーンが中止になった時にキャンセルをどう扱うかという前提条件をきちんと詰めることなくキャンペーンを始めちゃったわけで、本来、旅行する当事者がキャンセル料発生のリスクを覚悟して申し込むもの。

政府の都合で始めたキャンペーンなのだから政府の意向でキャンペーン中止のリスクは政府が負う、という筋書きもわからないではないが、ここで旅行者にキャンセル料を負担させると猛烈に政府批判が噴出する事に反応したとしか思えない。

人間カネが絡むと本性むき出しになるからねえ。

そもそもgo toキャンペーンに乗らないと「損する」という卑しい根性が経済活動を押し上げるパワーになっているわけだからその反動は政府転覆につながりかねない。

 

go toイートキャンペーンも尻すぼみとなり、クリスマスや年末年始の稼ぎ時の自粛を「お願い」する迷走ぶり。

 

国民の心理からすれば、go toで行動を煽っておきながら勝負の三週間と言われてもそりゃあ気が緩むわなあ。

 

勝負の三週間とにやけた顔の官房長官やなぜか厚労大臣ではなく経済再生大臣、伏し目がちの総理大臣の口から発出されても心に響いてくるものがないのだよ。

 

様子見を最優先する政府の対応、国民は付いて行こうという気は起きませんがな。

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クンクン、政治家らは権力のニオイが・・・。