世の中には「あんたそれでも日本人か?!」という人もおるわにゃあ。
最近の話題では「原稿を棒読みする日本の首相は最悪」と評した国際的作家先生に対し、顔をいじくって数十万とる美容整形の先生が「自分たちが選んだ国の代表を悪く言うのはそれでもあなたは日本人か?」と批判したそうではにゃいか。
日本の首相の行状に真摯な意見を述べる事に対し、非国民という目で見る方が不愉快で危なくてオソロシイ現象とあたいには思えるんだけどにゃ。
それに首相を選んだのは国民の総意ではなく、ほんの一部の与党議員という事をお忘れでは?
かつて「お国のために」という呪文のもとで日本がどういう運命を辿ったのか、歴史から学ぶべきだにゃあ。
皆が同じ方向を向いて突っ走るのは日本人は好きそうなんだけど、それに歯止めがかかる機能を失うと暴走してしまう。どんなシーンでもブレーキの存在は必要なんだわさ。
国の運営もおんなじで、アクセルとブレーキを踏み間違えるととんでもない悲惨な結果を招くのは歴史が証明しているにゃ。
非国民と単細胞的に決めつけずに多様な意見に耳を傾ける姿勢が健全さを保てるんだと、たかがニャンコのあたいは思うんだけどにゃあ。
そうしないと国家権力で市民の発言を封じ込めるどこかの国と同じになっちゃうのかと。