下拍子とはテンポを刻むベースになる通奏です。
八丈太鼓や野良打ちの代表的下拍子はトントコ。
このトントコ、太鼓を初めて打つ人には意外にハードルが高いものです。
トンとトコの組み合わせなんですが右右左の順とト〇トコと空拍があるので
長く打ったり速くなると手がもつれたり拍をきちんと刻む事ができなくなったりします。
これは打ち馴れる事しかないんですが、その練習方法を考えてみました。
まずはテンポキープの感覚を身に付ける。
♩=120くらいでトコトコトコトコ・・・。
テンポに馴れたら
トコトコトコトコドンゴンドンゴン・・・(ドンは右強、ゴンは左強)
次に
トコトコドンゴントコトコドンゴン・・・
次に
トコドントコドン・・・
このトコドンをずっと繰り返しているとど~こかで~(木枯し紋次郎?)
ドントコドントコ・・・にひっくり返ります。
ひっくり返らない場合はトコをツクに代えてドンから
トコドントコドンツクドンツクドンツクドンツク・・・
音のニュアンスは
ドンツクはとても感情的な音出しで、ドンを強く、ツクはオマケ程度の音、
ドントコはドンは強く、トコは小さい音を意識して打つ
トントコは小さめでどの音も均質、
という感じです。
下拍子は上拍子をのせる役回しのため、ドントコやドンツクと打つ場合が多いですが上拍子の邪魔をしないトントコのどの音も均質に出せる事も必要です。
下拍子を打てるようになる事大事です。打てないと一大事・・・?!