HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

指導についてあれこれ

和太鼓指導についてその方法をいろいろ探っています。

 

自分なりにこういうのがええんじゃないか、といろいろ試行錯誤をしていますが、

youtubeには太鼓以外の様々な指導動画もアップされていてとても勉強になります。

 

指導内容そのものも勉強になりますが、その動画の構成がとても参考になるものもあります。

 

最近、指導の基本を押さえている篠笛の動画に出会いました。

 

この動画が優れている点

 

①習得者の立ち位置で

動画を撮る際、先生に相対するものが多いのですが、これだと左右がわかりにくいです。

以前観た、帯や紐を結ぶ動画で、結ぶ本人の目の位置から撮影されているものがとってもわかりやすい事に気付かされました。文字通り教えられる立場に立っているので、自分がどうすればよいかがまさに手に取るようによくわかります。

笛や太鼓は右手左手の順番がとても大事、習得者の目線での動画がとてもわかりやすいです。

 

②小分けで最後は全通し

小節毎に分解して繰り返し練習、一通り終わったら全体を通しで演奏してみる。

 

③はじめゆっくり中ぱっぱ

手順がわかるようにとにかくゆっくりやってみせる。

同じ内容で徐々に速くしていく。

 

③手本を見せて試させる

まずは一回手本を見せ、それをオウム返しでやってもらう。

 

④その他

本動画の先生はカメラ目線もレンズからほんの少しずらしています。

レンズを見てしまうと観ている側に視線がささるので避けた方がよいとされています。

また本人の責任ではありませんが美人です。

またバックを白くして余計なものが入り込まないようにしており

重要な笛と指使いに集中できるシンプルな情報となっています。

 

この動画に欲を言わせてもらうと、テロップの譜面があるとより理解が進むかも。

譜面と音、指使いの関連性が高まり、譜面を見た時に音と指使いが想起できるようになるのではと。

ま、和楽器は口伝が本筋なので、ひたすらお師匠さんの音を伝授してもらうという観点でいえば

これでもよいのかも知れません。

 

⑤わからないところをわからせる(ワタクシ流の方法です)

複数人数でやっているとあやふやなところがあってもわかったような気になってしまいます。

いつまでたってもそのままになる可能性があるので

わからないところがわかるように一人ずつやってもらうようにしています。

わからないところがあるのは当たり前、できないのが恥ずかしくないという事を皆に了解してもらっておきます。