今も地上から戦争はなくなりません。
戦争は国家が認めた殺し合い、暴力(武力)の正当な行使が認められます。
その結果、戦場に駆り出される兵士のみではなく、一般市民(老人、子供、女性)も戦争の犠牲者になります。
日本においては戦場で「お国のために」華々しく命を散らすのが「美徳」とされる風潮が醸成され、万歳突撃や特攻隊など命の無駄遣いの戦争をするまでに追い込まれました。
「もっと生きたい」「家族と楽しく暮らしたい」「やりたい事がある」「平穏に暮らしたい」という自然な感情を持っていたに違いないのに、「お国のために」生きる事を断念させられた兵士たち。
これは敵側の兵士も同じ思いを抱いていたと思われるのです。兵士にはそれぞれ親も兄弟も、妻も子も、恋人も友人もいるのにお互い「お国のために」殺し合わねばなりません。
殺された側は相手を憎み、憎しみの応酬になります。
にっくき鬼畜米英、リメンバーパールハーバーとなるわけです。
国が戦争を始めてしまったら、国民は戦争に加担するしかありません。
否が応でも一つしかない命を戦争遂行に投げ出すしかなくなります。
これは敵国でも同じ、そうしてお互い公式に殺し合うのです。
敵国のミサイルを地上から撃ち落とすとされるイージスアショア、あっさり配備をやめてしまいました。その理由が迎撃ミサイルを発射した際の残骸が国内に落ちて被害が出る可能性があるというもの。はじめからわかっていた事なのに、何とかなる、という見切り発車、結局なんともならなかったので計画白紙還元、というデタラメさです。
これがダメなら先に敵国のミサイル基地を攻撃してしまえ、とまた短絡的な発想を国はしています。これで打ち漏らしたら日本に核ミサイルが着弾する事は想定外とするのでしょうか。
戦争をはじめさせない事、日本の国民は肝に銘ずるべきと思います。
そうしないと先の大戦で犠牲になった二百数十万人の命が無駄死にになってしまいます。