見回せば 不要不急のこと ばかり
緊急事態宣言が全国規模で発出され、生活する上で必要な活動以外は自粛を心がけるという事態になりました。
人類は偉大な進歩と謳って地球資源を大量消費する方向で走って来ました。
1760年代にイギリスで始まったとされる産業革命、このわずか260年くらいの間に石炭、石油、原子力とエネルギーを好きなだけ使い人類は「発展」してきたとされますが、その代償も決して小さいものではありませんでした。
大気汚染、海洋汚染、放射能汚染・・・。
空気、水、土壌、日本では神が宿るとされる自然を自らの手で汚してしまいました。収束の見えない福島第一原発はいまだに地球を汚染し続けています。
人間の飽くなき経済活動が地球温暖化に拍車をかけ、地球が壊れるのは時間の問題かと。
閑話休題。
産業革命について改めて調べてみると、歴史で習った囲い込み運動やら、家内制手工業やらマニュファクチュアリングやら懐かしい言葉に再会しました。
歴史が受験の道具でしかなかった当時、深く意味を知るという授業もなされず言葉と年号を関連付けて覚える日々を送っていました。
あの時に歴史の因果関係をおもしろおかしく教えてくれていたなら世界観は違っていたように思います。
産業革命によってブルジョアジーが生まれ、金儲けに精を出す資本家のあり方が今に続ています。
金儲けして何が悪い、と居直る輩もいますがその精神状態は振り込め詐欺師とさほど変わりはないのかと。
最近はAmazonを使う機会が増えましたが、詐欺まがいのものも横行しているようです。そうまでしてカネが欲しいのか、とも思いますが生きるためなのか、ゼイタクをしたいためなのか、出品者のカネ稼ぎの目的は不明です。
いい生活をしたい、との欲望からカネを稼ぐのは自由経済では自然な流れかもとも思いますが、どうせなら価値を提供できるもので稼いでもらいたいと思います。
価値はそれぞれなので基準は設けられませんが、儲ける事で人生勝ち組負け組で語りたがる人もおりますが、できるなら価値組となっていただきたいなあと思います。