HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

洒落について

洒落についてネットサーフィンを楽しんでみました。

洒落=気の利いている事、行為。滑稽の文学や風刺に通じる精神。

 

江戸期に洒落本というものが流行したそうです。

この洒落本、それまでのお堅い漢詩形態から日常会話文体で書かれるようになったハシリなんだそうな。

 

沢田東江によるお堅い中国の仏書「義楚六帖」の名をもじった異素六帖(いそろくじょう)という遊郭指南書ともいうべき洒落本や孔子老子、釈迦の三聖人が遊郭に出向くという設定の聖遊郭(ひじりのゆうかく・作者不詳)という洒落本が1757年(宝暦7年)に出版されています。

 

「聖の遊郭」は別名「雪月花」とも言われ、雪月花は中国の詩人、白楽天による詩としても知られていますが、その白楽天が三聖人を遊郭に案内する幇間(たいこ持ち)として描かれていたり、遊郭の主人が同じく中国の偉大な詩人李白という設定であったり、聖人文人賢人やその高尚な思想や漢詩を題材として笑い飛ばしていたりと洒落がきいています。

 

異素六帖は上巻下巻の二部構成、上巻では僧侶、国学者儒者という偉い先生たちが集まり、色の道や女遊びという俗な話題についてそれぞれの高説を戦わせるというもの、下巻は遊郭での遊び方指南というもので、それぞれのお題に対し、唐詩選や百人一首から引用した回答を述べるというかなり文化レベルの高い内容となっているそうです。

 

江戸期に限らず、平安の和歌や万葉集にも下手をするとダジャレに通じる言葉遊び的なものもあり、洒落文学は日本語の得意とするものなのかもしれません。

 

まあ、あまりマジメに構えているのもシャレにならないので、適当にやりたいと思います。(でも裏をとるのは結構大事にしてますよん)