HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

礼文島・西海岸へ

礼文島のなだらかな丘が続く風景は周氷河地形と言われるもので、土中の水分が氷結融解を繰り返すことで浸食されてできたそうな。また人による樹木の伐採や山火事で木々が失われ、今のような草原状態になったとか、いわゆるハゲ山状態という事のようです。

レブンはアイヌ語で「沖の島」という意味のレブン・シリから来ているそうです。

 

そんな礼文島は緯度が高いため、沢山の高山植物の花々が海岸線でも見られるので人気があります。こちらはよくサスペンスにも登場する猛毒で知られるトリカブト、ガイドさんによると根っこだけではなく全部危険なんだとか。

国立公園の中なので採取は禁じられていますが、欲しがる人はいるんだかいないんだか。

桃岩と呼ばれる桃の形をした巨岩がある山の先端が見えます。

桃岩は1300万年前海底火山が固結してできたとされ、このバス停から片道40分ほどのトレッキングコースが整備され、数々の高山植物に出会えるそうです。

 

礼文島の西側は断崖絶壁が連なる険しい地形が続きます。生い立ちは海中火山のため、メノウが拾えるメノウ浜も観光スポットになっています。

写真、丸太の土台に埋め込まれている白いのがメノウで、火打ち石になるとか。

 

メノウ浜の先に地蔵岩と呼ばれる観光スポットがあります。

地蔵岩周辺は白亜紀の地層が露出していて、アンモナイトの化石も発見されているそうです。崩落の危険があるため、今は海岸線に立ち入る事は出来ません。

地蔵岩はあたかも地蔵が手を合わせているかのようなイメージからそう呼ばれているとか。手前はハマナスで、赤い実が一つ成ってます。

目の前には日本海が広がっています。

 

バスの車窓から見る浜にはかつての栄華を偲ばせる番屋が朽ち果てていたり

つい先ほどまで晴れていたのに、怪しい雲行き。

利尻島は最後まで雲に覆われていました。

この後、お昼をいただいて稚内にフェリーで移動します。