太鼓の基本、きちんとテンポが刻める事。
テンポがブレると一緒に気持ちよく打てないばかりではなく、それを見ている観客も不快感を感じたりします。
テンポ感を養うためにはそのための練習を地道にするしかありません。
一番問題なのは、テンポがあっていない事がわかっていない時。
基礎練習では、全員で一緒に音出しをしますが、他の音に紛れて自分が出している音が認識できない場合が殆ど。
左右の音の大きさの違いや(右利きが多いので左が弱い)リズムのバラツキ(左右の間隔が不均衡)、など他の人の音にかき消されて正しく打っているものと勘違いしやすいです。
これを是正する方法は自分で気付いてもらう事、他の人からズレてると指摘されても意に介さない場合があります。自分でそれに気付いて、マズイなこれ、と思ってくれないと本気で直してくれません。
さて、効果的な練習方法は?
全員で一斉に打つ事をやめます。
一人ずつ打つ。
トコトコトコトコ→トコトコトコトコ→トコトコトコトコ→
輪になって一人ずつ回して行きます。自分の番が来るまでは小さくトコトコトコトコを打ち続けます。
この時に大事なのは小さな音で回す事。
大きな音は力で打つようになり均等な音を出すのに不向きです。
軽く、テンポをキープ、繋いでいく事を最重要課題として音の大きさには頓着しない方がよいです。
テンポキープに慣れてきたら音を大きくして行く。
この練習を繰り返すことでテンポ感を養う事ができます。