これだけインターネットの通信網が発達した世の中では過去の行状が暴かれ、やり玉に上がる事が頻発します。
ネット上ではフェイクニュースやデマも横行、これはトランプ元大統領の得意技とも?
東京オリンピックに関しては演出に関わる人間が次々と辞任に追い込まれています。
森前会長の「女性理事がいると会議が長くなる」という発言で辞任。いくらウチワで余人に代えがたしと擁護してもその無自覚さが露呈したのは記憶に新しい。
ここにきてホロコーストを揶揄したとされるコントがユダヤ人協会から非難され、開会式演出担当の当人は組織委に解任されてしまいました。
ほんのちょっと前に学生時代のいじめが取沙汰されたミュージシャンも辞任。
そんな昔の事ほじくり返してどーなるの?当人は反省している事だしオリンピックはもう始まるんだから職責を果たす事で許してあげてね、という意見もあるようだけれどこれはあくまで国内の意識であろうかと。
オリンピックは人類の国際的なイベントである事から人種、宗教、性別、国籍、文化の壁を乗り越えてスポーツのチカラで融和をはかるというもの。
主催者はその精神を尊重し、無知偏見があってはなりませぬ。
知らなかった、では済まされないし、おもてなしとは相手の立場に立てる事、相手を気遣う事ができてはじめて実行に移せるものでしょう。
罪人をして根拠なく無責任にバッシングする行為はすべきではありません。
しかし、お笑いのネタにする場合でもその文化的背景をきちんと調べ、被害者の立場に思いを馳せる事は踏まえるべしと思います。
政治家の先生たちは問題発言を国民に誤解を招く発言としてそれを撤回し陳謝すれば事なきを得る、と考えているようですが、どっこい失言とされるものは普段考えている事が口をついて出てしまったわけで、その人となりには国民は注意する必要があると思われます。
過去の行状もしかり、今現在の言動に注視する事は必要かと。